今日は平成31年4月30日。
1日所用に追われ、家路についたのは夜10時過ぎ。
気づけば、終日水分しか摂取していませんでした。
平成最後を味わう時間もありませんでした。
平成の31年間はどんな時代だったんだろうかと。
平成元年の冷戦終結にはじまりバブル崩壊。
湾岸戦争、市町村合併、バブル崩壊、景気低迷、ITの躍進、非正規労働者の増加、リーマンショック、地震や豪雨による大規模な自然災害、原発事故、超高齢社会へ突入・・・
NHK世論調査によると、平成という時代に持つイメージについて、
戦争がなく平和な時代 79%
がトップに、
社会的弱者に優しい時代は 30%
にとどまったとのこと。
日本は自国の国土で、戦争はありませんでした。
平和でした。それは本当にすばらしいことです。
けれども、2003年開戦したイラク戦争。
アメリカは、イラクが大量破壊兵を保有していると主張し、確証を得ることなく国際的批判を浴びる中、クウェートを攻撃しました。
日本は小泉政権のもと、このアメリカの攻撃を支持し、人道復興支援の為と、日本の自衛隊をイラクへ派遣しました。
実際は、自衛隊が空輸していた人員や物資が米軍関係のものであったことや、在沖米軍基地からイラクへ出撃した海兵隊員がたくさんいるということ、在職中の死亡者35名内自殺者が16名・・・
いったいどのような非戦闘地域であったのだろうかと想像します。
殺し合うことが戦争をするということならば、戦争はしていない、なかったといえるのかもしれません。
でも、戦争に加担していないと言い切れるでしょうか。
攻撃を支持した日本の戦争責任は問われないままでよいのでしょうか。
イラクでは、多くの罪のない子どもたちが殺され、苦しみ、今もその苦しみの連鎖は続いています。
イラクに大量破壊兵器などはなかった。
有志連合であったイギリスやオランダ、そしてアメリカでさえも、イラク戦争への検証機関が立ち上げれられ、報告書が出されているということ。
日本では検証されないままです。
詳細は「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」でお読みください。
→https://www.iraqwarinquiry.net/
新しい時代、世界が穏やかになっていきますように。
平和でありますように。
新しい時代、世界中の子どもたちの、命と暮らしが保障されていますように。
そして、社会的弱者に優しい時代への評価が30%という低さ。
急速な少子高齢化社会、格差社会の深刻化、虐待、DV、被災者支援、
支え合いのまちづくりが求められています。
「平和はつくるもの」。
平和を当たり前のように思っていたころ、この言葉は衝撃的でした。
戦争がないという平和、安心して暮らせるという平和、
市民一人一人が、向き合っていかなければならない課題です。